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08-05-23 17:15
[予備校時代]
予備校時代の話なんだが父親の車に乗っているときに
道でほぼ生まれたばかりくらいの子猫が横たわっているのを見つけた。
車を止めてもらい近くで見てみると傷も何もなかったが、抱いて撫でてみると
頭蓋骨がずれているのが手ではっきりわかった。息はもうしていなかった。
泣きそうだったのだが親がいたのでその場ではこらえた。
親も俺も無類の動物好きなのでその猫が放っておけず家に持ち帰り
自分なりに供養をしてあげてから次の日くらいに庭に埋めた。
田舎の道で民家の前で死んでいたので、その家の飼い猫だったかも知れないが
飼い主の気持ちを考慮し、あえて猫のことは報告しなかった。
この選択が正しかったかは今はわからない・・・

もうひとつ、たまに受験のストレス解消で夜走ることがあってその日も普通に走った日だった。
何か液体がひろがりころがっているものを見つけた。
最初暗くてよく見えなかったんだが、近くに駆け寄りよく見ると亀だった。
車に踏まれたらしくあの硬い甲羅が真っ二つに割れて血だらけで死んでいた。
そのときは涙がでた。自分が殺したわけではないけどすごく申し訳なく思った。
一瞬どうしようか迷ったが、タオルを持っていたのでそのタオルにくるみ
持ち帰り埋めてあげた。毎日、「ごめんな・・・」といいながら手をあわせた。
これがほぼ受験真っ只中の話で、何故か勉強中もずっと頭に残っていた。
受験は結果的には第1志望の大学に合格した。しかも俺の学力では到底受かるはずの無い大学。
俺は今でもあの子猫と亀の恩返しだと信じて疑っていない。
合格通知を見た瞬間、本当に頭に子猫と亀の光景がうかんだ。
合格体験記には「勉強も大事だが、もっと重要なことに気付いた」というようなことを書いた。
もっと重要なこと・・・もちろん子猫と亀の話のつもりである。
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