PAGE [12]
08-05-23 18:28
[阪神大震災]
僕が生まれて間もないころ、犬がきた。
僕は0歳の時に犬に首をかまれて、恐怖心を植え付けられていた。
3歳のとき、僕の家には犬がいないものと思っていた。
ふとしたときに父親が一言こういった。
「春に合いにいこう」
この言葉で、僕の人生が変わった。
おばあちゃんの家にいったとき、僕は一匹の黒い犬をみた。
そのときの気持ちをよく覚えている。
怖かった・・・。
でも、その犬は僕の顔をみて、ちかより、ぺろぺろと顔をなめた。
そして、次の瞬間飛びついてきた。
そして僕はとても幸せな気持ちになった。
名前は春。僕と同じ3歳だ。
小学生になったときには犬への恐怖心が消えていた。
しかし、5年生のとき、事件はおこった。
いまいましい阪神大震災。
僕たちは生き残った。
でも、おばあちゃんの家にいったら、おばあちゃんと春は無事だったけど家はめちゃくちゃになっていた。
春は住む場所がなくなった。
おばあちゃんは仮設住宅にいったけど、犬は連れて行けない。
その日から、僕は春と一緒に住むことになった。
そして僕の人生はここから変わっていった。
いく度々なく人生がかわり、その犬とすごしていった。
楽しいときも、つらいときも、春がいたから幸せだった。
でも、僕が十七歳のとき、春の足がおかしくなった。
そして、しばらく寝たきりが続いた。
寝たきりになって、誕生日がきた。
18歳、そして、僕も十八歳になった。
夏が過ぎて、秋が過ぎて、そして冬の過ぎかけたある日。
家に帰ってくるとなにやら様子がおかしい。
春が動かない。
おなかが動いていない。
息をしていない。
心臓はとまっている。
ああ・・・。お別れか。
翌日、春は霊園行きの車に乗せられた。
雪がちらつき、さむいけど、桜のつぼみができている。
君の誕生日がちょうど1ヶ月に控えたそんな日に、逝ってしまった。
でも、君にはとても大切なものをおしえてもらった。
さようなら、春

友人が書いたお話です。でもこれは実際にあったことらしいです。
犬の最後をみたことがある方に聞きたい。
犬が死んだとき、どう思いますか?
[前n][次n]


[セ編集]